『結城友奈は勇者である』シリーズでプロデューサーをしております、MBSの前田と申します。いつも『結城友奈は勇者である -大満開の章-』を応援いただき、誠にありがとうございます。
「大満開の章」は、第1期の放送から7年、鷲尾須美の章&第2期の放送から4年、ファンの皆様には長らくお待たせしてしまいました。この間、スタッフ一同サボっていたわけではなく、第2期放送後からおよそ1年の充電と準備期間を経て動き出しました。本格的に始動したのは2019年です。そこから制作に丸2年をかけてようやく皆様にお届けができています。
思い返せば、キックオフとなるブレスト会議では、それぞれのスタッフで何を描くべきか、描きたいのか、十人十色の意見が出ました。そんな喧々諤々の議論の末、結果としてアニメでくめゆチームやのわゆチームをお披露目できたことはプロデューサーとして大変満足しています。
また、この「結城友奈は勇者である」シリーズは常にサプライズを大事に考えてきました。これは企画の当初から岸監督、上江洲さん、タカヒロさんとも共有してきたスローガンでもあります。「大満開の章」でもそれを継続しており、特に第1話、途中までは日常生活を描いておいて終盤に防人たちが登場する、という演出を放送まで隠し、驚きをもって皆様にお届けできたことは感無量の思いです。そして、オリジナルアニメの醍醐味を、放送を通じてお伝えできたのではないかとテレビ局に携わる人間としても大変幸せに感じています。
「大満開の章」の放送も残すところあと僅かとなりました。毎話、SNSなどを通じて皆様の反応を垣間見ています。ここからどのような展開になっていくのか、大満開の章は、どのようなラストを迎えるのか、是非放送をリアルタイムで観て楽しんでいただければと思います。